イーストウェストコンサルティングという、ヘッドハンティング会社?エグゼクティブサーチファーム?と自称している会社がありますが、どんな会社なんでしょうか?
大手どころのヘッドハンティング会社、エグゼクティブサーチファームと付き合ってきた転職マニアがこの会社の特徴をお話しします。
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外資求人案件に強み
私はこの会社に覚えていないくらい何度も(おそらく30回以上)声をかけてもらっていますが、1件を除きすべて外資系企業の求人案件でした。
これは私の周囲の転職マニアの連中も同じでしたので、日本企業の案件は相当まれなのではないかと思います。
外資系企業勤務歴があれば誰でも声がかかる?
最初にイーストウェストコンサルティングから電話をもらった時、「俺もやっとヘッドハンティング会社から声がかかるようになったか」と嬉しかった覚えがあるのですが、どうやらそこまで「選抜」している訳ではなさそうです。
私の周りの外資族に聞いてみると、「ああ、あそこ?俺も声がかかったよ」的な声ばかり。声のかかっていない人を探す方が難しいほどでした。
また、私が働いていた企業で中途採用でイーストウェストコンサルティングを使っていたことがあるのですが、その時の印象は「とにかく山ほど紹介してくれるがあまり当たらない」、「ただ時々大当たりがある」といった評価でした。
とりあえず、外資系企業での勤務経験があれば誰にでも声をかけているのではと疑いたくなりましたね。
ココだけの求人案件はない?
私の経験上、こちらの扱っている求人案件は他のエージェントからも紹介される類のものが多く、いわゆる「オープン案件」ばかりでした。
つまり、我々がヘッドハンティング会社に期待するような、求人企業に対し発言権を持つ(候補者を押し込める)、「ここだけ案件」は持っていたことはありませんでした。
おそらく、ただ単に求人があったので「うちも候補者、推薦していいですか?」的に契約を取り、ただ単に候補者のレジュメ(職務経歴書)を送っているだけというケースが多いのではないでしょうか。
エージェントは外国人ばかり
私の経験では、こちらで日本人のヘッドハンターに声をかけてもらった事がありません。全員英語を話す外国人でした。
社長は日本人のようですが、その下の要職は外国人が占めていますので、外国人比率が高いことは間違いなさそうです。
外資系企業に案件が偏っているのはこのためではないかと思われます。
ということで基本的に連絡(メールや電話)が来ると英語でのコミュニケーションになります。
エージェントは素人が多い?
外国人のエージェントと言っても、業界歴の長いバリバリのエージェントというよりは、未経験者、特に昔は元英会話教師の人が多かった印象です。
また、求人企業のニーズを正確につかめていないことも多く、ちゃんとした求人票(JD)さえ用意できていないことも少なくありませんでした。
オープン案件ばかりなのも、結局専門性の低い人が多いためと思われます。
結論:ヘッドハンティング会社ではない
今までのお話を聞いてお分かりの通り、ここはヘッドハンティング会社でも、エグゼクティブサーチファームでもありません。
ただ外資系企業の案件の多い人材紹介会社にすぎません。マイケルペイジとかロバートウォルターズといった会社と同じ部類です。
ですので、こちらからコンタクトがあっても、「俺、選ばれちゃった!」と(私のように)舞い上がることなく、冷静に「ただ単に山のようにいる候補者の一人でしかない」、「もしかしたら求人企業の欲しい人物像と離れているかもしれない」と認識し、応募するにしても書類(職務経歴書)をしっかり作りこんだ方がいいと思います。
イーストウェストコンサルティングに声をかけてもらうには?
コチラは公式サイトでレジュメの登録を受け付けています。
また、LinkedIn経由での連絡も多いので、LinkedInのアカウント登録もしておいた方がいいでしょう。
またレジュメもLinkedInのアカウントも英語で作る必要があります。
これは別にイーストウェストコンサルティングに限らず、外国人のエージェントに見つけてもらうために必要ですけどね。
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