20代で無名企業のしがない営業から外資マーケティング職に転職。30代で広告代理店、外資系を転々とした末、40代前半で日本の金融機関にマーケティング部長としてヘッドハンティング。転職4回。
twitter: @jobHopper_eight
ナルホド君
エイトさん、リクナビNEXT、リクルートエージェントってどうですか?
Contents
リクルートとは?
エイト
まず、リクルートってどんな会社か?ってことから説明しましょうか。
昔はイケイケで有名な会社
エイト
私が学生の頃はとにかく体育会系バリバリの会社として有名でしたね。私の友人でも行ったのがアメフト部のやつだったのでその印象がすごく強いです。
ナルホド君
へえー。今はもう少しソフトな優秀な人が集まる会社って印象ですけどね。
エイト
それに昔は30歳で1千万円もらって辞めるか、そのまま働くかを迫られたり、定年が37才だったり、とにかく独立精神旺盛な人でないと働けない印象でしたね。
人材紹介業では老舗
エイト
人材紹介業界では老舗です。何を隠そう私が最初に転職した時に初めて登録したのはリクルート系の、リクルートエイブリックという会社でした。
ナルホド君
そうなんですね。なぜ選んだんですか?
エイト
大手どころでは、そこくらいしか思いつかなかったんじゃないですかねえ。それに、最初は不安なのでとにかく最大手にという事で登録したんだと思います。
人材輩出企業
エイト
後で知ったんですが、人材紹介業界で今は大手の会社の中には、元リクルートの人が起ちあげた会社も多いですよ。
ナルホド君
そうなんですか。
エイト
はい。人材紹介業界ではリクルートに次いで第二位のDODA(デューダ)の前身のインテリジェンスはそうです。
ナルホド君
そうなんですね。意外。
エイト
それに、中堅どころですが、クライス&カンパニーという人材紹介会社も元リクルートの営業マンが集まって作った会社ですね。
ナルホド君
へえー。それだけ業界では定評があるってことですね。
サービスの特長
エイト
先ほども言いましたが、私が28歳の時に初めて登録したエージェント会社が、リクルートエイブリックという、今のリクルートエージェントでした。
ナルホド君
はい。
エイト
その後、関連会社になるんですかねえ、ハイクラス転職に特化したリクルートエグゼクティブエージェントという会社にもお声がけいただいた事があります。
ナルホド君
いわゆるヘッドハンティング系の会社ですね。
エイト
はい。そうした付き合いで感じた印象をお話ししますと、
経験豊富なエージェント
エイト
初めて行ったリクルートエイブリック(今のリクルートエージェント)のエージェントの人は40歳前半くらいのベテラン風の男性で、この人が「ヘッドハンター」かと緊張しながら会ったのを覚えています。
ナルホド君
ヘッドハンターだったんですか?
エイト
今考えると全然違います(笑)。でも人材紹介会社の人というと、なぜかそういうイメージで、この人に気に入られたらいい会社を紹介してもらえると思って緊張しましたね。
ナルホド君
紹介してもらえたんですか?
エイト
気に入る、気に入らない関係なしに、良い求人は紹介してもらえたと思います。だって最初に紹介された会社の中から2社受けて、その内の1社に決めたんですから。
ナルホド君
スゴイ的中率ですね。
求人数が業界一
エイト
まずリクルートがすごいのは、求人数でしょうね。
ナルホド君
業界一らしいですね。
エイト
はい。体育会系の会社なのでスゴイ営業をかけて根こそぎ求人案件をつかんでくるんじゃないですかねえ。そういうイメージを描いていました。
ナルホド君
何社くらい紹介されたんですか?
エイト
面談して次の日には10社くらいはメールで送られてきましたね。こんなに要望に沿った求人があるのかと驚いたのを覚えています。
ナルホド君
若い人に強いんですか?
エイト
若い人から40代以上までまんべんなくのイメージです。
ナルホド君
なるほど。
エイト
私が40才を過ぎてからも、ここの関連会社のリクルートエグゼクティブエージェントという会社からコンタクトがありましたので。
ナルホド君
それだけ営業力が強いという事なんですね。
エイト
そういう事だと思います。
的確な求人情報
エイト
後は先ほども言ったように、求人紹介が的確というか、マッチングが上手な印象がありますね。
ナルホド君
そこは大事ですよね。
エイト
紹介してもらった10社のうち、どれも捨てがたくて、結局2社に応募しました。
ナルホド君
で、どうなったんですか?
エイト
幸運にも両方の会社から内定を頂いて、最後までスゴイ悩みました。
ナルホド君
それだけ要望に合った会社を紹介してもらえた、という事なんですね。
エイト
そうとも言えますね。
押しつけがましくない、あっさりスタイル
エイト
意外だったのはエージェントの人が"あっさり"とした対応だったことです。
ナルホド君
体育会系なのに?
エイト
私の勝手なイメージで強引に勧められるのだと思っていたんですが、
ナルホド君
ですね(笑)。
エイト
私の担当だった方は、イヤだと言ったら勧めてくることは決してありませんでした。
ナルホド君
なるほど。
エイト
そんなの当り前じゃないかと思うかもしれませんが、こっちの意思を無視してどんどん勧めるエージェントも中にはいます。
ナルホド君
それは怖いですね。個人情報も流しちゃうんですか?
エイト
場合によっては。こちらに話をつける前に、「こんな人がいますけど興味あります?」と求人企業に先に話を付けてきてしまうエージェント会社もありました。
ナルホド君
それは困りますね。
エイト
そういうのとは正反対の対応で、非常に紳士的だったのを覚えています。当たり前なんですけどね。
リクナビNEXTとは? - リクルートエージェントとの違い
エイト
リクルートのやっている転職サイトには、リクナビNEXTというのもありますよね。
自分で求人を探して直接応募
エイト
リクナビNEXTというのはご存知の通り、自分で求人を検索して、気に入ったら直接企業にコンタクトをとる方式のサイトですね。
ナルホド君
エージェントが入らない分、気楽というか、先ほどエイトさんの行っていた「押し売り」見たいのもないので良いかなあと思って。
企業側からのスカウトも
ナルホド君
それに、自分の経歴を登録しておけば、それを企業が見てスカウトしてもらえる場合もあるんですよね?
エイト
そうですね。私の知り合いでもそれでスカウトされて転職した人がいますよ。
ナルホド君
なんかイマドキっぽくてよくないですか。
エイト
そうですね。ただ、リクナビNEXTにもできる事と、できない事がありますので、両方を使い分けたら良いと思いますね。
リクナビNEXTの強み
エイト
まずは自分のペースで転職活動できるのは良いですよね。エージェントが絡むと、どうしても一緒に活動をしないといけません。
ナルホド君
ですよね。当たり前ですけど(笑)。
エイト
なので、返事をしなかったり、希望する会社や職種があいまいなままだと、エージェントも探せないので、最終的には愛想をつかされます。
ナルホド君
でしょうね。
エイト
なので、適当にやるならリクルートエージェントは勧めませんね。
リクルートエージェントの強み
エイト
一方で真剣に転職を考えているならリクルートエージェントの活用をおすすめします。
ナルホド君
そのメリットはエージェントの人がつくという事ですよね。
非公開求人の紹介
エイト
そうです。そのため、膨大な数の公開されていない求人も紹介してもらえますし、
ナルホド君
なるほど。
詳しい求人企業情報をもらえる
エイト
それに、各求人企業の裏情報なども教えてもらえることもあります。今までに内定をもらった人の人物像とか、そもそもその求人に至った裏事情とか、
ナルホド君
なるほど。
エイト
それに、そのエージェントの取引していない会社だったら、業界の評判を包み隠さず教えてもらえることもあります。
ナルホド君
そんな事あるんですか?
エイト
はい。私の経験でも、ある外資系企業が年中求人をしているので大丈夫かと聞いたら取引しているエージェントは、「大丈夫!」と言ってきたんですが、
ナルホド君
はい。
エイト
取引していないエージェントが、「エイトさん、あそこはヤバいですよ」と教えてくれたこともあります。
自分の市場価値の算定
エイト
もちろん、自分の経歴がどういう業界、会社で高く売れるか教えてくれたり、
ナルホド君
それ知りたい!
エイト
あと、いくらいくらいの年収アップなら望めるか、みたいなことも、一般論として教えてくれます。
求人企業とのやり取りの代行
エイト
私が一番ありがたいと思ったのは、求人企業との間に入って、質問のやり取りはもちろん、面接のスケジュール調整や内定辞退のようなイヤな連絡を代わりにやってくれることですね。
ナルホド君
それは自分であまりやりたくないですね。
エイト
その他にもリクナビNEXTとリクルートエージェントのような転職サイトと転職エージェントの違いはコチラにまとめてあります。
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【転職マニア解説】おすすめできる転職サイト、転職エージェント
今回お話しするのはおすすめ転職サイトと転職エージェントについてです。例の通り、エイトの所に、後輩が相談に来ました。 20社以上の転 ...
エイト
結論としては、とりあえず登録するならリクナビNEXT、本格的に転職活動したいならリクルートエージェント、で間違いないと思いますよ。
ナルホド君
分かりました。