転職一般

【転職マニアが語る】30代後半の転職のメリット・デメリット

更新日:

 

黒田さん
黒田さん
エイトさん、急にお呼びだてしてスミマセン。
エイト
どうも、どうも。黒田さんに、早川さん。どうしました?
早川さん
早川さん
実は、転職しようかなあと悩んでまして・・。

 

30代後半の悩み

黒田さん
黒田さん
私ももう38じゃないですか。
エイト
そうなんですね。
黒田さん
黒田さん
はい。で、最近自分の将来が見えてきちゃったんですよね。
エイト
見えてきた?
黒田さん
黒田さん
ええ。このまま”うまくいくと”40前半で課長になって、で「部長になれるか」なんてかすかな期待を抱きながら結局なれずに定年を迎える・・・。
エイト
なるほど。よくあるパターンですよね。
黒田さん
黒田さん
自分の将来が見えちゃうと面白くないというか、人生、これで良いのか?と自問自答することが多くなって・・・。
エイト
分かりますよ。私もそうでした。
黒田さん
黒田さん
そうなんですよね。それで、この年で転職ってどうなんだろうって相談したかったんです。

 

30代後半の転職市場の状況

求人は急激に細る

エイト
まず、求人の数で言うと35歳以降は急激に少なくなります。それは私を含めみんな経験しています。
黒田さん
黒田さん
そうなんですね。
エイト
ええ。若いうちは下の方のポジションなので求人数が多いんですが、30代後半になると管理職とか部長クラスの「後釜候補」と見られる年齢なので、数がぐっと絞られます。
黒田さん
黒田さん
それは外資に限った話じゃなくてですか?
エイト
外資でより顕著かもしれませんが、日本の会社でもそうでした。

 

40才を超えるともっと減る

エイト
ちなみに、40代になると、さらに求人は減ります。
黒田さん
黒田さん
そうなんですね。
エイト
はい。なので、動けるなら40代で動くよりも30代後半までに動いた方が、選択肢が多い分、自分に合った会社を見つけられる可能性は高いと思いますね。

 

30代後半での転職のメリット・デメリット

一気に幹部候補になるチャンス!

黒田さん
黒田さん
悩んでるなら、サッサと動いた方がいいという事ですね。
エイト
そうですね。遅らせれば遅らせるほど状況は難しくなります。
黒田さん
黒田さん
なるほど。
エイト
今なら、もっと上を目指したい人にとっては、先ほど言った管理職、もっと言うと「幹部候補生」、「将来の役員候補」にいきなりなれるチャンスがあります。
早川さん
早川さん
私は別に幹部にならなくてもいいんですが。
エイト
もちろん、幹部候補生を求める会社ばかりではないので安心してください(笑)。
早川さん
早川さん
ですよね。

 

大きな期待に応えられるか?

エイト
とはいえ、企業が30代後半でも採用しようと思うのは、みなさんの積み上げてきた経験やスキルに期待しているからです。
早川さん
早川さん
はい。
エイト
だから「幹部候補生」でなくとも、中途で採用した皆さんは「すごい人」だと思われているわけです。その期待感たるや、20代、30代前半の人に対するものとは比べ物にならないくらい大きいです。
早川さん
早川さん
それは、プレッシャーですね。
エイト
ええ。だから、その期待を下回ると手のひらを返され「あの人、大したことないね」と上司はもちろん、同僚、部下、後輩からも陰で言われることになります。
早川さん
早川さん
わー。それを聞くと転職、ビビりますね・・・。
エイト
だから、転職活動しながら、相手の企業の期待値を理解し、それに応えられそうなら転職すればいいし、ムリそうなら転職しない方がいい、くらいに考えておいた方がいいと思います。

 

失敗してもやり直せる!

エイト
ちょっとビビらせるようなことを言いましたが、30代後半で転職して、万一、うまくいかなかった場合でも、30代後半なら、まだ再転職できます。
早川さん
早川さん
そうなんですね。
エイト
ええ。1回失敗したくらいで「どこも採用してくれなくなる」なんてことはありません。実際、私の周囲の転職マニアの連中も30代後半で転職してダメで、その後また転職したなんて人は、山ほどいます。
早川さん
早川さん
へえ、そうなんですか?
エイト
再転職しただけでなく、次の会社で役員になった人も何人かいます。
早川さん
早川さん
すごい!
エイト
まあ、死ぬほど頑張ったみたいですけどね。

 

30代後半の転職のポイント

黒田さん
黒田さん
30代後半の転職で成功するポイントって何でしょう?

 

やりたい事よりやれる事

エイト
まずは、今まで自分が仕事でやってきた経験、その中で身に着けたスキルをいかに生かせるかを考えた方がいいですね。
黒田さん
黒田さん
やっぱり、経験はないけどやりたい!はもう通らないんでしょうか?
エイト
まず通らないでしょうね。先ほども言いましたが、黒田さんの経験やスキルが欲しくて企業は中途採用するわけですからね。その強みと関わりがあれば「業界」を変えるくらいはできると思います。私も経験がありますし。
黒田さん
黒田さん
エイトさんで言うと、メーカー→広告代理店とか、メーカー→金融機関、とかですよね。
エイト
はい。なので、自分の経験やスキルを最も高く買ってくれる企業はどこか?自分の経験やスキルが通じる企業で最も面白そうな仕事ができそうな所はどこか?という視点で仕事探しをした方がいいですね。

 

相手の欲しい人物像に合わせる

エイト
選考を勝ち進むための次のポイントは、当たり前ですが、自分の経験やスキルを、いかに相手の望む人物像に沿わせてアピールできるか?これが一番重要ですね。
黒田さん
黒田さん
ですよね。
エイト
詳しくはこちらの記事に書いてますが、お見合いと同じように、お見合い相手の好みを調べ、競争相手のスペックを調べ、その上で、ライバルより優れてる所は何だろう?と考えることです。
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エイト
言葉にすると簡単ですが、やってみると難しいと思います。なので、「実際の求人を見ては自分の売り方を考え、実際に応募して試してみる」を本命の前に何度かやってみた方がいいと思います。 🙂

 

会社・上司との相性を見極める

エイト
最後に、自分がこの会社のカルチャーと合うかどうか、面接など選考を通して、しっかり見極めること。意外とみなさん軽視しがちですが、重要です。
黒田さん
黒田さん
会社の雰囲気ってことですか?
エイト
そうした肌感覚もありますし、自分の仕事のやり方や仕事観が、その会社、そして上司と合うかという「相性」の部分が最も重要かもしれません。
黒田さん
黒田さん
なるほど。
エイト
私が転職で失敗した時は、入社前の面接の段階から「この上司と気が合わないかもしれない」と不安で、入社したら「やっぱりうまくいかない」でしたから。
黒田さん
黒田さん
そうなんですね。
エイト
特に30代後半にして初めて転職する人にしてみたら、転職先の会社ではすべてがカルチャーショックに感じるかもしれません。
黒田さん
黒田さん
なるほど。
エイト
ですので、本当にこの会社・この人たちと働けるかどうか、特に上司との相性をしっかり見極め、内定欲しさに妥協しないよう気を付けた方がいいですね。
黒田さん
黒田さん
なるほど。ちなみに、上司の人とは会えるものなんですか?
エイト
会えますよ。30代後半の転職面接ともなると、それなりのポジションになるので普通は上司が面接に出てきます。出て来なかったら、内定をもらった後にお願いすれば会わせてくれますよ。
早川さん
早川さん
会ってみて、その上司に嫌われたら困りますね。
エイト
イヤイヤ、ラッキーじゃないですか。入ってから嫌われたら地獄ですよ。事前に分かっただけ良かったと思いません?
早川さん
早川さん
確かに。そう言われたらそうですね。

 

未経験求人には覚悟が必要

早川さん
早川さん
エイトさん、先ほどの「やりたい事よりやれる事」に関して、「未経験者歓迎」みたいな求人もありますが、どう思いますか?
エイト
もちろん、それがやりたい事ならぜひやってみたら良いと思います。ただ、基本的には相当厳しい職場だろうと覚悟した方がいいと思います。
早川さん
早川さん
覚悟?
エイト
はい。まず30代後半の未経験者でも欲しいという事は、そうでもしないと求人の集まらない、かなりの「不人気」企業だと思った方がいいです。不人気には、長時間勤務とか給料が安いなどネガティブな理由があるはずなので、それに耐えられるかですね。
早川さん
早川さん
なるほど。
エイト
そこを十分調べ、内情を知った上で、それでも現状を変えたい!新しいことにトライしたい!ならやってみたらいいと思います。
早川さん
早川さん
はい。
エイト
でも、よく知らずに「今よりはマシだろう」くらいの希望的観測だけで転職すると、入ってみたら「前の方がマシだった」なんて事はよくあります。
早川さん
早川さん
でも、今の会社を早く辞めたいし、今と同じ仕事はやりたくないんですよね・・。
エイト
そこで「覚悟」の話に戻ります。その仕事をやり抜けるとは言わないまでも、少なくとも2~3年は続け、何かしらスキルや経験を積むまで辞めない!覚悟があればそれでもいいと思います。
早川さん
早川さん
でも、一度くらい失敗してもまた転職できるんですよね?
エイト
まあ、そうですが、すぐに転職すると、企業側からしたら直近企業での経験やスキルは「ないもの」とみなされますから、次は「上」はもちろん、前職と同じレベルの会社への転職も難しくなります。
早川さん
早川さん
給与レベルなどが下の企業への転職になるという事ですね。
エイト
その可能性が高いです。なので、どんなにつらくても、ここで何かしら身に着ける覚悟が重要なんです。

 

できるだけ多くの求人を見る!

エイト
理想の求人にはなかなか巡り合わないかもしれませんが、網を広く取っておけばそれだけ可能性は高くなります。
黒田さん
黒田さん
はい。
エイト
なので、転職エージェントの活用は必須です。非公開求人がある分、求人数は10倍以上と圧倒的に多いですからね。
黒田さん
黒田さん
あっ、そうなんですね。ちなみに、このエージェントが良いとかってあります?
エイト
とりあえずは、リクルートのような求人数の多い大手どころはマストですね。求人数が多ければ多いほど、自分の希望を満たす求人を見つけられる可能性が高まりますからね。
黒田さん
黒田さん
それなら、大手エージェントにしても、1カ所じゃなく、できるだけたくさんのエージェントに登録したほうがいいとも言えますか?
エイト
おっしゃる通りです。いくら大手どころでも希望通りの求人がない事はよくあります。それが30代後半ならなおさらです。
黒田さん
黒田さん
ですか・・。ちなみにエイトさんは何カ所くらい登録してるんですか?
エイト
私は20か所以上登録しています。それでもめったに希望の求人が紹介されることはありません。
黒田さん
黒田さん
それでも、そうなんですか。
エイト
もちろん、狙うポジションにもよりますが、半年かかってもいいくらいに考えて、焦らずにじっくり腰を落ち着けて転職活動した方が良いですね。
黒田さん
黒田さん
分かりました!

 

 

*参考

リクナビエージェント公式サイト

リクナビNEXT公式サイト

DODAエージェントサービス

 

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