転職一般

【転職マニアが語る】転職で失敗しないために重要な事

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転職の失敗とは?

ナルホド君
エイトさん、転職で失敗したことありますか?
エイト
ありますよ。
ナルホド君
どんな失敗だったんですか?
エイト
入社したら、仕事内容も給料も、入社前に言われていたことと違ってたことがありましたね。

 

私の転職失敗例

エイト
私がまだ30代前半だったころの事です。
ナルホド君
はい。
エイト
当時勤めていた外資系企業を辞めて広告代理店に転職しました。
ナルホド君
広告代理店なら人気業種じゃないですか。
エイト
そうなんですかねえ。私は広告代理店に興味があった訳じゃないんですよ。たまたま外資でやっていた事業開発の経験を買ってくれたのが広告代理店だったんです。
ナルホド君
なるほど。
エイト
新規事業開発を目的とする新しい部署を起ち上げるので、その立上げメンバーに来てくれという事だったんですね。
ナルホド君
なるほど。
エイト
当時いた外資にも飽きていたので、面白そうだと思って行ったわけです。そうしたら、まず、言われていた仕事が全然違ったんです。
ナルホド君
どう違ったんですか?
エイト
新しい事業なんてする気がなかったんですよ。単に支払い条件を変えて既存の広告事業の利益率を変えられないか検証しろという事だけ。
ナルホド君
へえー。
エイト
で、そんなの新しい部署を起ち上げてまでやるほど難しい話でもないじゃないですか。既存の事業部で検証できるだろうと。
ナルホド君
はい。
エイト
それで、それはそれでさっさと片付けて、もっと面白いことしたいと思って、一緒に入った中途入社の人と新しい事業をいろいろと提案したんです。
ナルホド君
はい。
エイト
そうすると、提案するたびに上から「既存ビジネスとぶつかるから止めろ」とストップがかかるんです。
ナルホド君
そのためにその部署作ったんじゃないんですか?
エイト
そのはずなんですけどね。で、何じゃこの会社と思って。
ナルホド君
そう思いますよね。
エイト
はい。それでそんなのが続いたら、ヤル気がなくなってくるわけですよ。で、さらに!ヤル気がなくなることに、最初のボーナスが大減額されたんです。
ナルホド君
えー。
エイト
会社の業績がずっと悪くて、ボーナスはまあ「ほぼなしよ」と。
ナルホド君
それはひどいですね。入社前にその説明はなかったんですか?
エイト
ないです。入社前に提示されたオファーレターには景気が良い時の数年前のボーナス額が書かれていたんです。そんな額のボーナスなんて出せそうにないのに。
ナルホド君
分かっててあり得ない給与額を提示してたってことですか?
エイト
まあ、そういうことです。
ナルホド君
詐欺じゃないですか!
エイト
仕事の内容は違う、給料も安い、そもそも広告代理店にも興味がないとなったら、もうここにいる意味がないじゃないですか。
ナルホド君
そうなんですね。
エイト
で1年くらいで退社しました。ちなみに一緒に中途で入った人も私より先に退社しました。
ナルホド君
あらら。
エイト
大失敗でしたね、この転職は。
ナルホド君
その失敗を防ぐことはできたと思いますか?
エイト
いくつかポイントはあります。

 

失敗しないためのポイント

1.仕事内容が不明瞭な所は注意

エイト
私の場合、思い返してみると、職務内容の説明が人によって毎回変わってたんですよね。どれにしても面白そうだと思ったので気に留めてなかったんですが、入ったらどれでもなかったんです。
ナルホド君
なるほど。
エイト
他の会社でも経験しましたが、職務内容を明確に説明できない所は、何をやらされるか分からないかも、と思っておいた方が良いです。
ナルホド君
なるほど。
エイト
日本の企業で多いですが、職務をきちんと決めると「それ以上やらせられない」と思うみたいで、明確にしないんです。そういう所は、入社しても同様に職務をはっきりと決めない傾向があります。
ナルホド君
そうなんですね。
エイト
それでもヤル気を保てるのならいいですが、やりたい仕事が明確にある場合は、用心した方が良いですね。

 

2.水増しされるのはボーナス額

エイト
ブラック企業といえでも基本給をごまかすことはそれほどないかもしれません。でもボーナス額はいじられる可能性が高いです。
ナルホド君
それは変動しても"いいわけ"が聞くという事ですか?
エイト
おっしゃる通りです。「入社前と今とでは業績予想が違うのでしょうがない」と言い訳できますからね。それで明らかに出せないボーナス額で水増しした額をオファーレターに給与額として書くところがあります。
ナルホド君
エイトさんの広告代理店ですね。
エイト
はい。そこそこ有名な企業でもそうですので、本当にそのボーナス額(何か月分)が妥当なのか、過去の実績を見せてもらって確認した方が良いです。実際それ以降、必ず確認しました。
ナルホド君
分かりました。

 

3.人事の人の印象で決めない

エイト
私の場合は面接で会った人たちが魅力的で、こんな面白い人と働けるならいいなと思って入社を決めたというのも理由として大きかったんですが、こういう場合は要注意です。
ナルホド君
でも、その会社の印象は面接で入った人に大きく左右されますよね。
エイト
そうなんですが、それが落とし穴です。人事の人がその会社のカラーを代表しているとは限りません。
ナルホド君
確かにそうですね。
エイト
私の場合は一緒に働くことになった人は全然違うタイプの人でしたから。なので、必ず、一緒に働く上司の人には会わせてもらった方が良いです。
ナルホド君
お願いしたら会わせてもらえるんですか?
エイト
会わせてもらえると思いますよ。私が「ぜひ上司の方にも直接お話を伺いたい」とお願いして会わせてもらえなかった所はありませんでした。
ナルホド君
でも、そこで上司に評価されず内定取り消しなんてなったら困りますね・・。
エイト
それならそれでラッキーじゃないですか。入ってから合わない上司と働かなければならなくなる方が地獄ですよ。逃げられませんから。
ナルホド君
そうか。

 

4.提示された給料が残業込みの場合がある

エイト
残業時間を基本給に組み入れていたり、残業手当があっても40~45時間までは定額としている会社は多いので要チェックです。
ナルホド君
うちの会社もそうです。40時間までは残業手当がつきません。
エイト
さすがに大企業だと「ブラック企業」のレッテルを張られるリスクは少しでも冒したくないので、そういうやり方をしない所も増えてますが、まだ少数派です。
ナルホド君
そうかあ。
エイト
まあ、そもそも合法ですしね。
ナルホド君
そうなんですね。
エイト
なので、給与にはどこまで残業時間が含まれているのか必ず確認した方が良いです。特に基本給が高い場合は要注意です。
ナルホド君
確認したら教えてくれるものですか?
エイト
もちろん、教えてくれます。法律で決まっているので。
エイト
ちなみに、残業代の規定がこうだからと言って、ブラック企業という訳ではありませんので。念のため申し上げておきます。

 

5.焦って決めない

エイト
これが実は一番重要かもしれませんが、上のようなことが気になっても「早く決めなければ」と焦ると、「まあいいや」と受け入れてしまい、入ってから後悔することになります。
ナルホド君
それ、何となく分かります。
エイト
何か気になることがあったら、自分が会社を決める時に重視していることをもう一度振り返ってみて、妥協してもいいのか冷静に考えた方が良いですね。
ナルホド君
なるほど。でも、追い詰められていたら「いいや」と思ってしまいそうです。
エイト
確かに、追い詰められていると非常に難しいんです。でも、頑張って冷静になって欲しいです。
ナルホド君
はい。
エイト
自分の感覚を無視すると痛い目にあう可能性が高いと思います。私の場合は、その時の感覚がいつも合ってました。
ナルホド君
なるほど。
エイト
この話をする時いつも友人の離婚の例を思い出すんですよ。
ナルホド君
どういう意味ですか?
エイト
私の周りで離婚している人はみな「結婚前から気になっていたけれど、『結婚したら気にならなくなるだろう』と期待して結婚したら、結局そこがネックになって離婚」してるんですね。
ナルホド君
そうなんですか。
エイト
入社したら慣れるだろう、とか、入社したらもっと良い人に会えるかも、といった希望的観測はハズレると思っておいた方が良いです。
ナルホド君
分かりました。
エイト
判断する材料が足りないと思ったら転職エージェントに聞くのはもちろん、何度でもその会社の人に話を聞きに行った方が良いですね。
ナルホド君
何度も聞いたら嫌がられませんか?
エイト
嫌がられませんよ。自分の人生をかけるんですから、それくらいやって当然です。企業側もその真剣な姿勢を好ましく思ってくれるはずです。
ナルホド君
なるほど。
エイト
それで嫌がられたら、そんな会社はこっちから願い下げ!くらいに思って、真剣に見極めましょう。

 

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